先日知りあいの税理士の先生より、「友人が練馬区で買うかどうか迷っている新築一戸建てがあるので相談にのってくれないか」との依頼がありました。数日後、その友人の方より電話がありました。どうも仲介会社より900万円の大幅な値引きをするのですぐにでも手付金を数百万円用意し契約してほしいと強気な営業を受けているのだが迷っているとのことでした。聞いて見ると立地条件としてはめったにでない場所であり、その旨はご本人も承知しておりだからこそ迷っているとのことでした。ただ、その方がご存知なかったのは売主(建売工務店)は業界では良好な住宅を建てる会社で名が知れている会社でしたが昨年民事再生を申請している会社であったことは告げました。相場を理解している不動産営業マンとして物件は見ていないのを事前にお断りしたうえ私は悪い物件でない旨伝 えました。理由は
①売主倒産と10年保証との兼ね合いも考えがちですが、そもそも現在の技術で10年持たない家の方がよほど珍しく、よくあるケースでは購入後、水周りの不具合や建具の調整のアフターが生じることはありますので、ただその費用は値引き額の900万円に比べれば微々たる金額になります。よってその分予算を別組みしておけばよいと判断されること。
②一般公開されるブログでは適切な表現が難しいのですが、物件の売主は業界内(自身経験含め)の評判は悪くないこと ※残念ながらここの会社の場合はいくら値引き大幅にあってもおすすめできませんという会社は確かに存在する
③検討物件の場所は、その場所限定で探しているお客様が多い地区で、万が一の換金検討した場合の保全であるリスクヘッジが組み立てやすいこと・・・・・・・・・・・・・・・・
他、色々りますがいづれにしても基本的には悪くない話としてアドバイス致しました。よくあるんです。ご購入前に知りあいの建設会社に見てもらってここが駄目だとか話があり契約破棄になるケースが。昔から思ってたのですが、人は相談される側はやっぱり責任が生じるので何かしら悪い箇所を指摘します。けれど不動産は予算が数千万でも数億円の取引でも私は経験していますが物件のあらを探そうと思えば絶対にでてくるもんです。要は言いよう、理由付けみたいなもんです。東村山市の物件も3年前までの価格より300万円から500万円相場が下がって 販売されている物件が多いです。300万円、400万円、500万円もの金額を住宅ローンで減らす為に繰り上げ返済をどれだけの方がサラリーマンでできるかをまずお考えいただくと、今が買い時だと判断できると私は思います。税金減税措置等は不動産営業マンの営業トークでもあるわけですが、500万円の相場下落をもっと冷静に見つめられる方がよろしいかと思います。