20日(木)、マイホームマンションをご購入していただいたお客様のお引渡しが無事終了致しました。
営業マンにとって、お客様からいただく‘笑顔‘ほどうれしいものはありません。マイホームをお探しのお客様の場合、殆どの方が不動産取引をはじめてご経験されます。そして、お伺いしたご希望にそって物件をご提案させていただくのですが、間違いなくお話を聞くだけでは、お客様が住みたい家や街などは把握できません。お客様と一緒に物件を見ながら、営業マンが感じ取ることが重要です。お客様が幼少時代から現在まで、どのような環境で育ち、今・この時期・このタイミングで何故マイホームを手にいれたいのか?ここまでプライベートに接するということは、他人の営業マンには知られたくない部分ももちろんあるわけです。けれど、そこまでお話していだだけた場合、私たち営業はとてつもなく責任感という重圧と戦うことになります。
不動産営業とは何か?私は恋愛と一緒だと思っています。人は恋すると、お互い、相手のすべてを知りたく正面から見つめあいます。恋人同士・恋人時代はそれで充分です。しかし、結婚すると見つめ合うだけでは生活できません。夫婦2人が、今度は一緒の方向をみつめて歩いていきます。
不動産の営業も一緒です。はじめは、お客様と見つめあい情報交換をします。そのうち、一瞬!感じ取ることができます。そこからは、お客様と一緒に 同じ方向を目指し物件を必死に探し回ります。すべてを打ち明かしていただいたお客様が落胆すれば、何倍も営業マンは悩みます。不動産に関係ないことでも、お客様の事情に何かよくないことがあると、胃・お腹が痛くなります。それでもあきらめず、その方のためにプライベートも家族との時間も捨て、お客様が住みたいと思っていただいたマイホームに出会えたとき、最高潮のテンションになります。そして、営業マンは一旦、心を落ちつかせて、物件調査をし物件に問題ないか綿密に調査し、自身も安心したところで、そっとお客様の背中を押してあげます。最後のお引渡しの決済が終了した時のお客様の笑顔。とてもうれしいし、でもさびしい気持ちにもなります。そして、数ヵ月後の新生活が落ちつかれるころ、お客様にご挨拶行き、やっと満足感が沸いてきます。
私は、そんな人生の表と裏が見える不動産営業に対し、とてつもなく重圧を感じつつ、あの充足感の魅力にとりつかれているのかもしれません。
毎朝、出勤前は必ず30分は仕度がかかります。妻には、昔から「男のくせに何でそんなに時間がかかるの?」と咎められますが、顔は悪くても、一生 懸命かっこつけます。スーツも高くはない品物ですが気を配ります。息の匂いも気をつけ、ニンニク系はもちろん食べませんし、定期的に歯医者で歯垢掃除にも行きます。男女問わず人を好きになれます。きっと、これだけ恋愛豊富な人生を送っているかぎり老けない気がしてなりません。
○○様、本当におめでとうございます。これからも、是非、素敵な人生を歩んでください。